『粋な.街中古民家(いきな.まちなかこみんか)』左官塗り
2022.04.18.
『粋な.街中古民家(いきな.まちなかこみんか)』。左官屋さんが、いろんなところで作業しています。日本の古民家の改修となると、もちろん大工工事や電気・設備工事もとても大変で大切なんですが、何と言ってもあちらこちらと左官の塗り込みが出てきます。そう、ここも当然クロスでの仕上がりは無いので、仕上げの最終工程は、左官か木部塗装がほとんどです。
画像は『お手洗い』ですが、元々漆喰仕上げの壁の上に何とも綺麗な『藍色』で塗装されていました。腰下の古いタイル部分を壊してシナベニアを貼りなおしたのですが、タイル部分の解体時に、腰上漆喰の元々浮いていた部分が落ちてしまいました。今は左官屋さんが漆喰を丁寧に塗りなおしています。ただし、全く同じ『藍色』を作り塗りなおすのは難しい。長い時間が、特別な色を作っていますからね。なので、補修した部分はわざと少し段差を付けて、近い色程度を塗り、元々の漆喰と色を目立たせるようにするつもりです。
左官と塗装が、とても重要な場面になってきました。
アグラ