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松本の家

matsu-002

新しい土地・新参者の住み方

場所:四日市市/竣工:2006年4月/延床面積:47.5坪/構造:木造軸組/種別:新築/施工:㈲リバティ

 

団地開発以来35年間空き地になっていた北斜面の三角地。南側隣地に3mの擁壁があり、その上に2階建ての隣家があるため、秋以降は全く陽の当たらない暗い土地だった。そこに遠隔地から越してくる新参者が住むための、明るくて風通しの良い、3人の子供たちがのびのびと成長できるような家がほしい。
35年間空き地になっていた土地は、この地域の住民にとってどういう意味をなしていたのか・・・。クライアントは、遠隔地から越してくる新参者。早く、違和感なくこの土地の人間になれるためのエントランスを造りたい。
高い塀で囲わず、防腐剤のみを施した105角の柱材を利用して囲いを・・・。奥行のある柱材の塀は、真正面から見ると中からは道行く人の気配を感じ外からは住人の存在を感じるが、歩きながらの人には、ほとんど中が見えない。柔らかくプライバシーを守り、しかし積極的に街と繋がる事ができる。庭も地域側に開放し、坂道を利用して、目の高さにクローバーやチューリップなどを植える。
地域の中に住むこと・・・。これがこの建物の最も重要な課題であった。

 

 

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