小里の家(おりのいえ)
2階が揺れるほどの築100年以上の家に、最大限の安心を
場所:岐阜県瑞浪市/竣工:2012年8月/延床面積:44.90坪(全体面積)/構造:木造/種別:リフォーム/施工:プラスコンセプト(徳田鉄工㈱)
建築総合展NAGOYA2012リフォームデザインコンテスト最優秀賞受賞
築100年以上となる、曾お爺ちゃんが大昔に移築してきたという本当に古い家。建物の状態は相当に良くないが、「それでもこの家に住みたい」という、そんなご主人の気持ちに応える。基本的な間取りは変えないで、もちろん和風で、しかしモダンで・・・。
解体を進めると、想像以上の状態が現れる。一つ一つの状態を確かめながら、丁寧に直していく。大金を掛けることもできないが、出来ることを最大限の力で・・・。大工さんと現場で悩んで悩んで・・・、予定より大幅に時間を掛けながら完成。
建物全体を補強し、構造バランスを整える。強引と思われる田の字和室の建具部分に≪格子状耐力壁≫や≪荒壁パネル≫を使った耐力壁を入れ、主要部に免震金物を設置。部屋が狭くなるどころか『倍』にも広く感じるマジックで、明るく・涼しく・暖かく、そして強く、柔らかく・・・。
小さな子供たちを安心して育てられる素晴らしい家になりました。
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